■ 屋根 |
【ガルバリウム鋼板葺き】 |
銅板を基材として、アルミニウムと亜鉛の合金メッキを施した金属素材です。 軽量なうえに優れた耐久性とデザイン性を兼ね備えていますので、ほとんどの住まいでこの素材を使用します。 デザインや勾配によって“ヨコ葺” “タテ葺”を使い分けています。 ・ヨコ葺(長尺一文字葺)…3寸以上 ・タテ葺(立平葺)…1.5~3寸 |
【瓦葺き】 |
粘土を使った焼き物で、釉薬を掛けた「陶器瓦」を主に使用しています。日本瓦、スパニッシュ瓦、平板瓦など様々な種類があり、和風・洋風・モダン等どんなデザインにも対応できます。 コストは高めですが耐久性は屋根材の中で最も高く、建替えの際に既存瓦を再利用することも可能です。また、重いので建物への負担は大きくなりますが、重量に応じた構造体としますので耐震性に劣るということはありません。 |
【銅板葺き】 |
寺社建築で落ち着いた緑色になっている屋根をご覧になったことがあると思います。それが銅板葺きです。 葺きたてはピカピカと光沢が強いですが、しばらくすると“緑青”(ろくしょう)が発生し、銅板自体を守るのと同時に風合いも増していきます。 高価なため住宅で使用することは少なくなりましたが、和風建築の門や下屋の一部に使用して風格を出したり、建築家とのコラボ物件でも使用することがあります。 |
■ 軒天 |
【板張り】 |
杉板や耐水合板を用いて屋根の下地となる垂木、野地板を覆います。木目を活かした落ち着いた印象になります。 また、塗装によっても雰囲気が変わります。 |
【タルキ、野地板アラワシ】 |
屋根下地の垂木、野地板をそのまま化粧として表しますので木をふんだんに使った印象が強くなります。 また、和風建築で二重垂木などにして風格と品のある雰囲気にする場合に採用します。 |
【ケイカル板】 |
水酸化カルシウムと砂を主原料とした板状に成型した材料です。シンプルでスッキリとした仕上がりになります。 また、耐火性があるので防火規制のある地域に多く使われます。 |
■ 外壁 |
【ガルバリウム鋼板】 |
屋根材の説明と同じく万能な材料です。 外壁では角型に成形してビスが見えない様に張り合わせます。 凹凸が光の陰影をつくり奥行きを与え、シンプルかつシャープな印象になります。 |
【弾性アクリルリシン吹付】 |
モルタル塗りやセメント板の仕上材として用いられる表面化粧材。 細かく砕いた石や砂に樹脂やセメント、着色剤などを混ぜたものをガンで吹付けます。リシンの中でも細めのタイプを使用し、じゅらく調の落ち着いた仕上にすることが多いです。 また、ひび割れに追随する弾性タイプを使用しています。 |
【木製板張り】 |
スギ、マツ、ヒノキなどの比較的水に強い樹脂を用い、浸透性の塗装を施します。自然素材の温かみが感じられ、風合いある仕上りとなります。 定期的なメンテナンスが必要となりますので、DIYできる箇所におすすめです。 |
【その他】 |
窯業系化粧サイディング張りなどにも対応いたします。 |