【窓からはじまる心地いい家】
-DATA-
注文住宅【設計・施工】
完成 :令和3年12月
構造 :木造2階建
床面積 :114.61㎡(34.60坪)
建設地 :長野県 中野市
床材 :ナラ無垢フローリング
4世代の団らんを思い描き
大きすぎる我が家の建て替え計画がスタート
4世代6人家族の施主様。
迷うくらいに大きな前の家は、家族団らんとは無縁。バラバラに生活して、丸一日顔を合わせないことも…。コンパクトで居心地のいい家への憧れと共に、耐震面の不安も募り、建て替えを決意しました。
建築家の中村好文氏や伊礼智氏によるシンプルな家や、吉村順三氏の『吉村障子』など、ムダをそぎ落とした美しいモノに惹かれていた施主様。その感性に共鳴することが多かった設計担当と共に、理想の住まいづくりが始まりました。
この風景をずっと見ていたい
窓に映る自然がインテリアになる家
住まいを取り巻く自然の風景を窓で切り取ることから設計をスタートしました。
お母様選りすぐりの木々や山野草を植えた庭、北信五岳、用水路沿いの緑までも借景にしたピクチャーウィンドウをふんだんに設けました。
壁の中に収納できるフルオープンの窓を設えた小上がりは、お母様のお気に入り。ここから眺める槍ヶ岳に沈む夕暮れは、ハッとする美しさ。毎日が小さな感動の連続です。
35坪に縮小して、小回りのきく住まいにアップデート。小さいながらも4世代が集う空間と、それぞれの居場所を確保しました。
「家族の気配がするって、こんなに落ち着くものなんだなって。身の回りがスッキリとシンプルになって、心も軽くなりました。」と施主様。
ここに暮らす家族皆が、それぞれの小さな変化に気づき、微笑ましく見守る日々が続いています。
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