シロアリについて [住まいの豆知識]

過ごしやすい季節になりました。春が訪れ暖かくなると、害虫被害の声が聞かれます。住まいにとっての心配ごと、シロアリ被害もそのひとつ。今回は、「シロアリ」についてお話しします。 
 
 
住まいを壊す害虫といわれるシロアリ。
 
日本には22種類のシロアリが生息していますが、建物に被害を及ぼすものは6種類(イエシロアリ、ヤマトシロアリなど)。

長野県では主に、ヤマトシロアリが生息しています。
ヤマトシロアリは4月〜5月にかけて飛び立ちます。
 
ご自宅の周辺で羽アリを見かけ、心配になる方もいらっしゃることでしょう。
まずは、その虫がシロアリかどうか、判別することが大切です。よく、羽アリのシロアリとクロアリを間違えることがありますが、見比べると、はねの形や体の形など異なる所がいくつかあります。
シロアリとクロアリの見分け方については、こちらをご覧ください。
シロアリ
シロアリ
触覚:数珠状でまっすぐ
 はね:4枚とも同じ大きさ
胴体:くびれがなく寸胴
クロアリ
クロアリ
触覚:「く」の字状をしている
はね:前翅が後翅よりも大きい
  胴体:胸と胴の間にくびれがある

※ シロアリは雑食性なので、木材のほかプラスチック・ゴム・レンガ・コンクリートなども加害します。
 
■ ヤマトシロアリの加害習性
特別に巣をつくらず、加害箇所が巣を兼ねています。湿潤な場所を好み、湿った木材や土中に住むことが多く、主に建物の下部(土台)を加害します。木材の柔らかい部分を好み、固い部分を残すため、食痕に特徴があります。
 
 
■ シロアリの発見方法
1. 蟻道      地中から、蟻道(トンネル)をつくって進入する。
2. 蟻土      風や光を嫌うので、木材の割れ目などに排泄物や土を詰めたりする。
3. 食痕      木材の柔らかい部分を好んで食べるので、食痕に特徴がある。
4. 空洞音     被害の進んだ木材は、ハンマーなどでたたくと空洞音がしたり、穴が開く。
5. 建物の異常  被害の進んだ建物は、柱が下がったり、ドアなどのたてつけが悪くなる。
6. 
羽アリ     住まいに羽アリ(シロアリ)が群飛する。
(4月〜5月、雨天の翌日午前10時〜正午の発見率が高い。)
 
もし、ご自宅で上記事象を発見したら、弊社にご連絡ください。長野県しろあり防除協会加盟の防除士により家屋の点検を行い、シロアリの早期発見・早期退治に取り組みます。
 
現在当社ではシロアリ対策として、新築住宅を対象に、基礎外断熱に防蟻断熱材を使用するなどの方法を取り入れております(要相談)。 また、べた基礎*1の土台に桧*2を使用しております(標準仕様)。 さらに長期優良住宅では、劣化対策の観点から住まいの軸組(壁)及び土台に防腐防蟻処理を施すことが必要と定められています。大切な住まいの新築に伴い、劣化対策をお考えのお客様はお気軽にご相談ください。

*1 当社では、床下が湿らないように(床下全体が一体のコンクリートとなる)べた基礎を採用しております。
*2 (ヒノキ)は、湿気に強く虫がつきにくい木質とされています。
 
 
 
■ シロアリ駆除費用の一部が戻ります
確定申告を行うときに所得額から控除できる「雑損控除」という項目があります。申告者や家族の資産が災害等により損害を受けた場合、損失額がある一定を超える場合には所得の合計額から控除できるというものです。シロアリによる家屋の被害も資産の損失に認められていますので、シロアリ駆除にかかった費用と修繕費用は、ある一定以上の額を所得額から差し引くことができます。確定申告を行う際、税務署等にお問い合せください。 
 
注)予防処置に関しては、雑損控除の対象になりません(実際にシロアリ被害はないが、予防だけしてもらったというケースなど)。また、駆除と予防を同時に行った場合には、駆除費用と予防費用を明確に分ける必要があります。
 
 
 
■ シロアリを予防する
過去の発生事例から、次の点に注意しましょう!
 
 
■ 住まい内部
4. 床下の換気を良好にし、湿気を溜めない。(布基礎の場合、換気口を塞いだままにしない。)
5. 浴室から脱衣室に出るときは、体を拭いてから出る。(落ちた水滴が出入口の床面を湿潤にさせ、食害に遭いやすい。)
6. 浴室タイルにひびが入っていたら補修する。(シャワーなどで内部に水が入ると、湿潤になり食害に遭いやすい。)
7. 目に見えない水回り配管からの水漏れに注意する。(水道メーターが必要以上に回っていないかチェックする。)
 
 
■ 住まい外部
1. 家のまわりに薪や木材を置くと、そこから発生しやすくなるのでできるだけ置かない。
2. 庭などに枯木がある場合は、根まで処分する。
3. 外壁の木部を濡れたままにしておくと、そこから発生することがある。(壊れた雨樋が木部を濡らす原因になるので、雨樋をチェックする。)